背圧弁・安全弁
背圧弁・安全弁(リリーフ弁)とは主に定量注入ポンプで使用されるアクセサリーです。
背圧弁とは?
オーバーフィード現象・サイホン現象を防止
配管に取付け、内蔵したスプリングにより慣性力に負けない程度の圧力(背圧)を加えます。主にオーバーフィード現象やサイホン現象を防止します。
-
オーバーフィード現象
吐出の勢い(慣性)により、液体が止まるべき間も流れ続け、吐出量のバラつきや流量が大きくなってしまう現象。
-
サイホン現象
- ポンプの注入点が、吸込側タンクの液面位置より低い場合に、ポンプ停止後も薬液が自然に吸い出され流れ続ける現象。
安全弁(リリーフ弁)とは?
配管が異常圧力になった場合に、自動的に開放され圧力を逃します。
ダイヤフラムポンプの特性として、吸い込んだ液体は必ず吐出します。そのため、仮に吐出側配管が閉塞していても、ポンプが動いている限りどこかが壊れるまで圧力を高め続けてしまいます。
安全弁(リリーフ弁)は、吐出側配管内で異常圧力が発生した際に自動的に開放し、ポンプや配管の破損など万一の事故を防ぎます。設定圧力値は任意に変更もしくは出荷時に設定することが一般的です。