エアダイヤフラムポンプとは?
エアダイヤフラムポンプとは、エアー(圧縮エア)を動力源としたダイヤフラムポンプのことで、一般的にはヘッド(ダイヤフラム)がサイドに付いたダブルダイヤフラム構造となっています。
大容量の移送用として各種ケミカル液・粘性液・スラリー液に使用されており、また流量に対してスペースも小さく軽量なのが特徴です。
エアダイヤフラムポンプの構造
エアダイヤフラムポンプの構造は大きく分けて接液部とエア駆動部になります。
接液部はダイヤフラムと弁・弁座により往復動を繰り返し吐出・吸込みを行います。弁と弁座及び本体の材質を組み合わせることにより、多様な薬液・スラリー液に対応することが出来ます。
エアダイヤフラムポンプADD型の特徴
エイチツーのエアダイヤフラムポンプADD型の特徴をご紹介します。
高粘度・スラリー液・各種薬液の移送が可能
最大10mmの個体粒子の移送や、20,000mP・sの高粘度液も移送可能です。
防爆施設にも対応
圧縮エアが動力の為、発熱・発火の危険がありません。
液漏れ無し
メカニカルシールをもたない構造で、移送液が外部に漏れません。
自吸式ポンプ(呼び水不要)
ダイヤフラムポンプは自吸力もあり、空運転への耐久力も高いため、呼び水無しで薬品を引き抜くことが出来ます。
取扱いが簡単
移動や設置も楽なうえ、シンプル構造で、お客様にてポンプの分解整備が可能です。
消耗部品も少なく、メンテナンス性に大変優れたポンプです。
簡単ポンプ制御
圧縮エアを動力とするADDシリーズは、エアの圧力や配管バルブの開度調整により
ポンプ流量を調整します。
高い安全性
万が一、配管の締切運転や閉塞状況になった場合も、エアの供給圧力まで上昇すれば
ポンプは停止します。破損や故障の大変少ないポンプです。