定量を注入することが出来る
一般的な渦巻式のポンプ等と大きく違う特徴が、ダイヤフラムポンプは容積型のポンプの為、「吸った分だけ必ず吐出する」という特性です。
「定量ポンプ」「薬注ポンプ」などと呼ばれる事が多いですがダイヤフラムポンプの一種であり、主に排水処理の薬剤注入や浄水場で次亜塩素酸ソーダの注入などに使用されます。
定量注入出来る仕組み
ダイヤフラムポンプのポンプ作用は下記の流れで行われます。
① 吸込み工程
ダイヤフラムが引くことにより負圧が発生し流体がヘッド内に流入します。その時には下部逆止弁は上がっています。
② 吐出工程
ダイヤフラムが押されることによりヘッド内の流体は外へ逃げ出そうとしますが、下部逆止弁が機能することにより、上部のみへ液は吐出されます。
ダイヤフラムポンプは上記①②の動作を繰り返しポンプ作用をさせます。
弁と弁座のシール性の正確さにより、ヘッド内の容積分をかならず吐出することにより、定量ポンプや薬注ポンプは正確に一定量を吐出することが出来ます。